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空間づくりと未来

For the future from here. 私たちが好きな未来、信じたい未来にはこんなワケがある。

今回は「リノベーション」についてのお話をしていきたいと思います。

 

建物も再活用の時代

未来について好きなことを書いていいということで、せっかくなのでわたしが今研究している建物のリノベーションについてお話しさせてください。

 

「再利用」と聞くとみなさんは何を思い浮かべますか。紙?ペットボトル?水?どれも身近なものですね。他にも再利用できるものはたくさんあります。身近なのに意外と気づかないもの、建物です。少子高齢化、地方の人口減少に伴い使われていない空き家が増えて、東北の中心部でもあるここ仙台でも空きビルが多いです。建物も近年、再利用しようとする動きが見られます。「再利用」というより「再活用」と言ったほうがいいかもしれません。「未来」というと新しいものを考えがちですが、既存のものの資産価値を高めて機能させることも大切です。

 

リノベーションって?

リフォームが建物の原状回復の修繕のようなものであるのに対して、リノベーションとはただ修繕するのではなく、今後どんな空間が必要なのか考え直して、機能を向上させ価値を高めることを意味することが多いです。リノベーションの他にもコンバージョンという言葉を使うこともあります。用途転用という意味です。

 

 

具体的な事例

古民家がカフェになる事例はよくテレビでも取り上げられているような気がします。ただの民家として活用するのではなく、カフェという空間にするとノスタルジックでステキな人気スポットになります。若い女性にも「レトロでかわいい」「どこか懐かしくて落ち着く」なんて言われていますよね。

空きビルもレンタルスペースになっています。みんなで集まって料理教室や生け花の会を開催することもできます。また、若いアーティストや学生がアトリエとして使用したり、個展を開いたりも可能になります。

 

わたしの母校でもある小学校が児童数減少による統合に伴い廃校となってしまうため、学校のリノベーション計画を考えています。学校の再活用も様々な事例があって、宿泊施設や道の駅、美術館、スポーツ施設などがあります。うまく活用するためにはただ他の成功事例を真似するのではなく、その地域の特性を知り、どんな空間が必要なのか考えなくてはなりません。

 

私が思う未来

新しいものをつくることは大切です。でも、ちょっと立ち止まって今あるものを見つめ直し、ステキに変えられたらもっといい未来があるのではないでしょうか。ワクワクが生まれるだけではなく、自分たちの思い出を後世に残すこともできますよね。わたしはそんな未来を期待しています。

吉川 采花

author 吉川 采花

好奇心とチャレンジ精神が旺盛。趣味は地図帳とストリートビューを眺めて海外に行った気分になること。1960年代~90年代が好きすぎて周りに歳を疑われる系女子。