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ファッションから考える消費の未来

For the future from here. 私たちが好きな未来、信じたい未来にはこんなワケがある。

今回は僕の生きがいの一つ、「洋服」から考えた未来のお話です。

ファストファッションに潜む問題

今や私たちの日常着として主流になっているファストファッション業界。流行のものを低価格で手にすることができ、商品の移り変わりも非常に早く、消費者である私たちを飽きさせずに購買意欲を高める工夫がされています。

しかし、ファストファッションには環境や労働者に対する大きな問題も隠されています。

低価格で次々に新たな商品を打ち出す購買意欲のかき立て方によって、「買っては捨てる」という短い消費のサイクルが出来上がってしまいます。これによって原材料の浪費や生産時に出される工業排水による汚染などにつながっていくのです。

また、「低価格」が実現される裏側には、発展途上国などで低賃金で働く労働者たちが大勢います。さらに、ファストファッションの大頭によって、質の良い技術者たちが職を奪われてしまうといった問題も起こっています。

 

近年では、ファストファッション業界でもこのような問題を解決するために動いている企業も現れ始めましたが、まだまだ全体の解決には至っていません。

僕なりの服に対する考え方

僕はアルバイト代の大半を洋服と音楽に費やしてしまう、趣味没頭人間なので感覚がずれているかもしれません。あしからず。笑

 

僕が「ファストファッション」ときいて思い浮かぶ言葉があります。それは僕の大好きなブランド「Comme des Garcons」のデザイナー、川久保玲さんの一言です。

「ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。良い物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。良い物は高いという価値観も残ってほしい。」

皆さんは安いものを見たとき、それがなぜ安いのかを考えたことがあるでしょうか?

この発言は当時、物議をかもしたようですが、僕はこの言葉を大切にしたいと思っています。

 

そして、もう一つ大切にしている考え方は、「自分のアンテナ」です。

流行は確かに抑えておきたいポイントですが、それ以上にこれまで生きてきた中で培った個性を大切にして、自分なりの判断基準でものを選んでいます。

僕が買う服は一つ一つがかなり高額なものですが、一生懸命稼いで、何日間も迷って購入したものは絶対に手放すつもりはありません。(あわよくば将来、自分の子どもにあげたいと思っています笑)

 

消費には色々なスタイルがありますが、服に対しては、良い物を捨てずに着続けたいというのが僕なりの考え方です。

エシカルファッション-ethical fashion-

皆さんは「エシカルファッション」という言葉をご存知でしょうか?

直訳すると「(生産者や生産地に)倫理的に配慮したファッション」という意味になります。

具体的には、「環境に負担をかけないオーガニック素材や自然素材、リサイクル素材などを使用し、正しい労働条件で公正な賃金のフェアトレードであり、地域の伝統技術・製法を継承しながら作られる」なんともethical(倫理的)なファッションのことです。

素材へのこだわりは生産過程での環境汚染を改善し、フェアトレードによって立場の弱い発展途上国の生産者や労働者の生活環境の改善を促すことにつながります。

Stella McCartneyやVivienne Westwood(僕も大好き!)といった有名なブランドもこのエシカルファッションに力を入れているそうです。

 

消費者である私たちが服に対する価値を、値段やデザインだけでなく、「誰が、どこで、どんな風につくったのか」といった前後のストーリーを含めて見出すことができれば、ステキな買い物になるのではないでしょうか。

エシカルな消費

エシカルファッションの考え方を僕たちの日常にもっと広げて考えてみることは、環境と人々を支える大切な役割ではないかと思います。

偉そうなことを言いましたが、僕自身も服以外は金銭的な折り合わせで「とにかく安く済ませる‼」と固い意志で生活しております。笑

「良い物を捨てずに着続けたい」という服に対する思いを、もっと裾野を広げて、消費の在り方として持っていたいなと思います。

 

僕たちの未来に、もっとエシカルな消費が広まっていけば、もっとステキな世の中になっていくのではないでしょうか。

本田青督

author 本田青督

どうも!本田です。音楽と洋服をこよなく愛する大学生です。みなさんの分別ライフを楽しくしていきます!