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食品を生かすボーダーライン

将来やってくる食料危機!?日本は大丈夫??

2050年、世界の人口は91億人を突破すると国連が予想しているのを知っていますか?それにともないFAO(国際連合食糧農業機関)では、2050年までに1.7倍まで食料生産を拡大する必要があると2009年に発表しました。

 

さて一方で、日本ではなんと年間621万トンもの食べ物が捨てられています(農林水産省平成28年度推計値)。これを日本人一人当たりに換算すると、毎日約お茶碗一杯になります。

 

しかも、捨てられる原因は消費期限や包装の破損など様々な理由で捨てられたまだ食べられる食べ物!!

これでいいのか、日本!

 

東北大震災からはや6年たちました。皆さんも、もしもの時にと買いそろえた非常食、そろそろ消費期限が迫ってはいませんか?

そんな日本に現れた食べ物の救世主。その名はフードバンク!!

 

フードバンクって何?

フードバンクとは日本語に訳すと「食べ物の銀行」。実は日本でも今注目を浴び始めている活動です。その内容を3つのポイントから紹介します。

 

①   食を救う!

まずは、食品を取り扱う企業や個人からワケあり商品を寄付してもらいます。ワケあり商品とは、製造・流通過程などで出る余剰食品や規格外商品、販売店舗で売れ残った賞味期限・消費期限内の商品など、安全上は問題がなくても破棄されてしまう食品のこと。つまり、パッケージが変わったとか、外箱が壊れたとか、サンプル品とか様々な理由で店頭に並べられない商品のことです。

②   人を救う!

次に寄付してもらったワケあり商品を生活や食事に困っている人や施設に無償で配布します。食べ物だけじゃなく、石鹸や歯ブラシ、オムツなどの日用品も配布することがあります。

③   日本を救う!

食料自給率39%。食べ物の多くを輸入に頼っています。食べ物を大量に輸入しているのに、食べきれず捨ててしまっている現状を見直せば日本は変わるかも!

 

宮城県のフードバンクに突撃取材!

私たちワケアップキャンパスは、この活動をもっと知りたいと居ても立ってもいられず、6月に宮城県内2か所のフードバンクへ取材に行ってきました!

 

~COOPフードバンク~

COOPフードバンクは企業や団体からの寄付を受け、施設や団体に配布しています。

寄付で成り立っているフードバンクに一番大切なのは信頼関係。寄付して頂いたものが誰に届いたのかきちんと報告するために、すべて記録してあります。ここで大変なのが仕分け作業!私たちもこの仕分け作業をお手伝いしてきました。

 

これが思ったよりも重労働!賞味期限は月ごとに、そして種類ごと(レトルト、お菓子、乾物、調味料などなど)と細かくワケていきます。仕分ける品は毎回違うので、どうしても人の手でないとできません。

こうしてフードバンクは食べ物も人も救っているのですね。

皆さんは食べ物を大切にできていますか。

 

~ふうどばんく東北AGAIN~

AGAIN(あがいん)は、主に個人からの寄付を受けています。

写真に写っているのはネギ!取材の時期が6月だったので、普段は取り扱っていない生鮮食品も被災者の炊き出し用に寄付を受け付けていました。このように細かな調節ができるのも個人からの寄付ならではです。

 

AGAINでは、就労移行支援事業にも力を入れています。多くの障害や様々な悩みを抱えた方々がフードバンクの活動を通して、復職・就労を目指しています。

 

自分と同じ世代の人たちが苦しんでいることを想像してください。貧困を他人事ではなく自分事に考えられたとき、フードバンクはあなたの代わりに真心を届けます。

 

以上二つのフードバンクでは、常時食料品の寄贈の募集とボランティアさんの募集をしています。興味を持った方は是非、お問い合わせてみてください。

 

あなたが未来の命運をワケる

フードバンク団体の活躍はいかがでしたか?

フードバンクのような、食べ物や人を大切にする方法をたくさん知ってください。

いつか直面するかもしれない食糧難の未来、貧困の未来、ごみで溢れる未来、

その命運をワケるのは、皆さんです。

 

 

 

<参考資料>

 

農林水産省 2050年における世界の食料需給率見通し

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_zyukyu_mitosi/

 

コープフードバンク サイト

http://www.tohoku.coop/foodbank/

 

ふうどばんく東北AGAIN サイト

https://www.foodbank.or.jp/

 

 

伊藤水樹

author 伊藤水樹

親譲りの無鉄砲で小学の時から莫迦ばかりして居る。友人が住むマンションの二階から飛び降りたことがあるが足がしびれただけだった。なぜそんなゴリラなのか聞く人があるかも知れぬ。別段毛深い理由でもない。